フィルムカメラを選ぶには、まずマニュアルかオートかを決めよう
マニュアル操作にチャレンジして、レトロなカメラを楽しもう
これからフィルム写真を始めようと考えている方は、ほとんどの方がデジカメを持ってると思います。
そして、AF(オートフォーカス)やAE(自動露出)の機能が付いていないカメラを持っている方はほとんどいないと思います。
なぜこんなことを書くかというと、フィルムカメラを選ぶ際にはおそらく中古品から選ぶことになり、古いカメラにはAFやAEの機能が無いものもたくさんあります。
例えば、FilmingのWEBサイトTOPページにも出てくるカメラはNikonのnewFM2というカメラですが、これもマニュアル操作のカメラになります。
「レトロでおしゃれなカメラを使いたい」と考えている方は、まずAF,AEは付いていないと思っておいたほうが良いです。
と書くと、なんだか脅かしているように見えますが、慣れてしまえばどうにかなるもんなので、そんなに難しく考えないでください。
マニュアルで写真を撮るもの、じっくりと被写体と向き合う感じがして楽しいですよ。
マニュアルカメラの種類
マニュアルカメラと言っても、カメラによってマニュアルの度合いが違うので少し書いておきます。
AFもAEも露出計も付いていない完全マニュアル
このタイプは、経験を積んで、露出が感覚でわかる人か、露出計を別で使うかのどちらかになります。
完全機械式なので、電池は不要です。
AFもAEも無いが露出計は内蔵している
露出計内蔵なので、露出が適正かそうで無いかは判断できますが、絞りやシャッタースピードの設定は自分でやります。
中古品のカメラだと、この露出計の精度が悪いものもあるようなのでご注意。
電池が切れると露出計は使えなくなりますが、シャッターは切れます。
AFは無いがAEは付いている
AEと言っても、絞りは自分で調節する、デジカメで言うところの「Aモード」とか「Avモード」に相当するものになります。
自分でボカしたい度合いを絞りで決めてしまえば、あとはピントを合わせてシャッターを切ればいいので、意外と気楽です。
電池が切れると、シャッターも切れなくなるものが多いです。
マニュアルカメラのメリット
基本的にはマニュアルカメラは不便です。
でも良いところもあるので、その点について書きたいと思います。
- 電池の心配をそんなにしなくても良い。
- AFが思ったところに合わなくてイライラすることが無い。
- 電子部品がほとんど使われていないので、信頼性が高く、故障しても修理できる。
(電子部品は古くなると手に入らず、修理ができなくなる) - カメラの選択肢が増える。
- 写真を撮る勉強になる。
- カメラを操作している感じが楽しい。
ということで、あまり臆せずに、マニュアルカメラにチャレンジしてみることをおすすめします。